お前は人気動物園のゴリラ

全く説明されていない新商品のパンフレットを作れと言われ。

頼み込んで成分一覧表は送ってもらったが、

その成分がなんの役目を果たしているのかは自分で調べろと言われ。

よく知りもしない聞いたこともない成分に悪戦苦闘する毎日。

自分の少ない知識(10%)とグーグル先生の力(90%)を合わせ、

なんとかラフを作りあげるも「内容が薄い」とつっかえされる。

知らんのだから当たり前である。


それでもなんとか有る事無い事かき集め、

提出した2度目のラフをべた褒めされる。

意気揚々と本紙に入り、わくわくの初校。

またもや「内容が薄い」とラフに舞い戻り。

まるでこの気分は

「3時間車の渋滞に巻き込まれ結局電車で行ったものの2時間待たされ

やっと入れた動物園でゴリラにうんこを投げつけられた」かのよう。


5歳児になる

小学生の頃。

「お友達のいいところをたくさん見つけて教え合いましょう~」なんて、道徳の授業でやらなかった?

私はやった。

席が隣だったゴリラのような女子とやった。


そういえば、そのゴリラに「私ってなんの動物に似てる~?」と聞かれたことがあった。

心の中で「ゴリラ!!!ゴリラ!!!」と思いつつ、「ん~、子猫、かな」としぼり出すように答えた。

ゴリラは満更でもない様子。

「クーイロちゃんはねぇ~」と聞いてもいないのに考え出した。

「ん~~~、ブタ!」

そう答えたゴリラの満面の笑みと、幼いながらに感じた怒涛の理不尽さは今も忘れない。

忘れないからな!ゴリラ!


話を戻そう。

道徳の授業の話。

やらなかった?お互いのいいところを~ってやつ。

私アレがあまり好きじゃなかった。

だって、そんな改めて言われても、ゴリラのいいところなんて思い付かないし。

結局みんなが似たり寄ったりの答えになるのがつまらなかった。

でも、まぁ、そういったポジティブな経験の積み重ねが明るい人格形成につながるのかな、と、ね。

そう理由付けてこなしてきたよね、何事も。


でも今日わかったの。

あんな授業クソクソ意味ないってこと。

だってね、考えてみて。

その授業を受け成長した私たちの毎日を。

人っ子ひとり褒めねぇ褒められねぇ。

だーれも褒めちゃくれねぇ。

みんな忘れちゃったの?

褒め合うのが大事なんだってば。

それを!なぜ!みんながみんな険しい顔で生きているのか!!

さんまさんは言ったよね、「生きてるだけで儲けもん」って。

それくらいのポジティブさでさ、「生きてるだけで偉いよ~」って褒めあおうよ。

会社でもさぁ~ダメなところを責める前に一つ褒めようよぉ~。

褒めるところが見つからなかったら「今日も元気に生きてるな!ところでこの書類ミスしてるぞ!」とかでいいからさぁ~~~。


私犬飼ってるんだけどさ、

犬なんてすげ~の。

エサ食べても褒められるし、なんならうんこしただけで褒められる。

その横で「私もしたよ~、結構負けず劣らずなボリュームだよ~」と褒められ待ちする私には誰一人目をくれず。


なんなの?無駄に歳を食ってしまったから?

確かに私も幼少の頃はすごかったわ。

褒められの嵐。

成功すりゃ褒められ、失敗すりゃ褒められ。たぶんあの頃なら箸を転がしただけで褒められてた。

私だって好きで歳食ったんじゃないよぉ~~~。

なんなら明日目覚ましたら5歳児になっててもいい。全然いい。

全然なりきる。やりきる。

言葉とかたどたどしくする。

漏らそうと思えば漏らせるし。全然。

問題ありませんので、神様、私を5歳児にしてくれバブ~!


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私の友達の話

ひっさびさに会った友達がいる。

 

 

一年ぶりくらい。

元々バリ面白い人なのだが、さらにパワーアップしてた。

 

彼女とは中高が同じだった。

私は美大に行くためにアトリエに通っていたのだが、彼女も同じアトリエに通っていた。

何気ない会話の途中、手鏡を取り出して「うん!今日も私可愛い!」と言い出すような人だった。

ちなみに彼女のあだ名は「コアラ」。

似てるから。鼻とか。

 

彼女はあまりお酒が得意ではない。

大学の時はカラオケでバイトしてたらしいのだが、ハイボールを注文され、「ハイボールウイスキーの炭酸割り 」という知識しかなく、カクテルグラスにいれて提供していたらしい。

お客さんからは「えっと、ジョッキでくれませんか?」って言われたそうな。まぁそうだよね。むしろよく怒られなかったよね。

 

彼女はまともに恋人ができたことがない。

大学の時に10歳くらい年上で、他に彼女がいるフリーターと付き合ってたらしい。付き合ってたっていうか、他に彼女がいるんなら愛人ってことになるの?よくわからんけど。

一年前会った時はそのフリーターとも別れていて、完全にフリーだった。

でも「私可愛いし、すぐ彼氏できるし、なんならもう彼氏いる」と言っていた。「夢は叶っていると思い込まないと叶わないし!」らしい。無理あるだろ。

 

この前会った時は、「会社に好きな人がいる」と言っていた。

「2年前から好き」らしい。

「好きだけど、全然相手にされなくてつらい」らしい。ちなみにこれを言いながら「あ~泣きそ!泣いてもいい?」と言っていた(結局泣かなかったが)

「2年も好きなんだったらご飯でも誘ってみればいいじゃん!」と無責任なことを言ってみた。

「誘ってみたんだけど、タイミングっていうか、なんか合わなくて……人間の周波数的なのが合わないの」

人間の周波数…?

「なんて言うかなー!なんか、波動?波動ってわかる?」

正直全くわからなかったので「はぁ~ん?」と感嘆詞を返しておいた。

「人間ってね、波動があって、その波動が弱まってると病気になったりお金がなくなったり人との縁が悪くなったりするの」

私は一体なんの話を聞かされているのだろう?恋愛話じゃなかったっけ?

「なんだろ、分かりやすく言うと、魂と肉体の乖離?」

これだけ分かりにくい噛み砕き方って他にある?

 

彼女はウーロン茶を飲み、揚げ春巻きをつまみながら「自分を愛せない人は人からも愛されないと思うの」、とインターネッツでゴロゴロ転がっていそうなライフハックを述べていた。

「私ね、これに気付いた後二日間くらい愛が止まらなくなってね、知ってる?愛が溢れると涙が止まらなくなるの」

いやーーーーー知らない。知らないしちょっと怖い。

「あ、私これから絶対モテるから、複数の男性から言い寄られた時の回避方法教えてくれない?」

「私絶対モテると思うんだよねーっていうかもうモテてる」

もう怒涛すぎて。

 

極め付けはこれ、

「なんかねー今生きてる人々みんなの波動が弱まってるのは、この星に問題があると思うの」

星かぁ~~~~~

国とかで止まらなかったかぁ~~~~~

 

もう私大好きなんです。

次会うのも一年後かもしれないけど、その時もパワーアップしてる気がする。

彼女の愛の教えを全国に広めるために、彼女をYouTuberに導くのが私の2018年の密かな野望。

私のことは愛の伝道師って呼んでね。

 

 

とことんスケールのデカい彼女の今後に乞うご期待!!

 
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仕事中の話

仕事中、資料探そうと思ってピンタレスト見るじゃん?何の因果か高橋一生の画像が出てきちゃってさ。押すじゃん?その先は高橋一生の海よね。めくれどめくれど高橋一生。オイラの航海は始まったばかりじゃい!っつって、高橋一生の写真ばっか見てたら仕事全然進まなくってさ。もう自分を叱咤激励よ。コラコラコラーーっつって。そんなことしてる内に「似ているピン」の中に竹内涼真が出てきちゃうわけ。押すじゃん?次は竹内涼真の海でワンピースを探し出すわけ。もう高橋一生の海と竹内涼真の海を行ったり来たり。これがグローバルかぁなんて意味不明なことを考えながら最高に癒されていくのね。そんで高橋一生のとびきり可愛い笑顔の画像をクリックしたらさ、「似ているピン」が可愛い動物で埋め尽くされて。もう笑っちゃったよ。大正解。高橋一生の癒し力はまさに可愛い動物のそれよね。ほんとピンタレスト賢い。私のことなんでも知ってるのね。楽しくて時間が飛ぶように過ぎていくんすわ。ほら見てもう30分経ってる。もちろん仕事は微動だにせず。これからがオイラの大後悔時代!!

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3月のライオンと性欲につきまして

クーイロ木田です。

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3月のライオン、観ました?
私は観ました。

 
今から盛大にネタバレをすると思うので、気を付けてくださいね。
また、映画の感想を好き勝手書くので
作品の世界観を崩したくない方も気を付けてください。


あれは大変な映画ですよ。
もう前編観た時から思ってたんですけど、
「登場人物、有村架純以外性欲なさすぎ」
いやほんとに。


まず主役。神木きゅん。イイですよね。ひたむきに将棋してて。
この神木きゅんのとこ(一人暮らし)に義理の姉である有村架純きゅんが突然押しかけてくるんですよ。
この有村架純きゅんがクセモノでして、嫌な役なんです。幼い頃から暴言の嵐。もちろん押しかけてきても暴君なんです。好き放題。気付いたらストッキング脱いでるし。隙あらば意地悪なこと言うし。
でも神木きゅんくらいのお年頃なら、有村架純きゅんレベルの女の人が家に上がってきたら、どうよ?少しは緊張しちゃうんじゃないの?ん?
まぁ元から神木きゅんはタジタジしてるキャラクターだし、緊張してんだかしてないんだか。
そのまま泊まるんです。有村架純きゅんが。
いくら義理の姉とは言えども一大事ですよ。
しかも暴君有村架純きゅん、勝手にベッドを使うんです。ひゃーいいですね。
そして寝る間際、神木きゅん有村架純きゅんの不倫問題について少し触れます。
「やめておきなよ、あんな男」だなんてベタなセリフだけど、神木きゅんが言うといい感じ。それを聞いて有村架純きゅんが泣き真似?をするんですよ。あれ?泣いてんのかな?笑ってんのかな?的な。そして神木きゅんがベッドの有村架純きゅんに近付くと、有村架純きゅんがふふっと笑って「おやすみ、れい(作中の神木きゅん)」って囁くんです。えっっっっろ。寝れねー寝れねー。寝際にそんなんされたら寝れたもんじゃねー。でもまぁ寝るんですよ神木きゅん。おかしいやろ。寝れるんかい。


先程触れた有村架純きゅんの不倫問題。
相手の男は男性ホルモンむんむんな方。一見「おっ?こいつは性欲あるな?」って思うんですけど。なんかこの人は植物人間状態?の奥さんがいて。なんかお見舞いに通いつめてて。あーこの人有村架純抱いてないなって。有村架純がすり寄ってるだけでそんなに抱いてないなって。思ったんですね。
さらに後編では将棋のために有村架純きゅんを突き放すんです。
「鍵を置いてここから出て行け」と。
有村架純きゅんがご飯作ってくれんのに?ありがたみを感じなさいよあんた。
というわけでこの人も性欲なし、と。
ここらへんで「将棋に関わると性欲なくなる説」が私の中でほぼ確定になりました。


主役の神木きゅんは酔い潰れたところを見知らぬ女に拾われて食事を与えられるんです。いいなー私も拾いたい。
まぁこの女も苦労人で。母が亡くなり父が出て行き、妹二人のために自分が母となって頑張るんですよ。神木きゅんに弱いところとか女っぽさをチラつかせつつも、とりあえずエロい感じはしなかったから、まぁ性欲なしで。
あと妹二人はね、まだ、ね、ないでしょう。性欲なしということで。


神木きゅんの師匠となる佐々木蔵之介は、将棋にのめり込みすぎて身体削ってる感じあるし、ないでしょう。
神木きゅんの友人である染谷翔太も、なんか身体弱いらしいし、ないでしょう。
こう考えると、性欲は健康な身体に溢れるものなんじゃないかなぁって、勉強になります。
あと加瀬亮きゅん。彼は妖精さんだからなし。
佐々木蔵之介加瀬亮神木隆之介はみーんな和装が似合ってて最高だったなぁ。それだけで美味しい映画だった。

あとは先生としてちょこっと出てくる高橋一生きゅん。ほんとヒゲやめなって。そのチョビッとしてるヒゲ。絶対ダメだって。あと高橋一生きゅんは半袖ダメ。せめて7分袖で抑えてほしかった。彼は軽い感じで生きつつ生徒(主に神木きゅん)のことで頭がいっぱいだから、なし。


神木きゅんのお父さん。
彼もね〜もう性欲どころではない。
そんなことより我が子たちの反抗期がキテる。ヤバめ。あいつが育てると100%捻くれるのな。もう、頑張ってよパパ。
ちなみにこの方は後編で有村架純きゅんにこう言います。

「将棋は人から何も奪わない」

おいおーーーーい!!性欲!!
奪われてるよー!!!
誰か教えてあげてーーー!!!
そんな感じで彼も性欲なし。


ね?みんな性欲をなくしてるでしょ?うら若き青年から脂の乗った中年まで、みんな性欲が…
…ん?

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お、おじいちゃん…!!

どうなんだろ、考えたくないのでこの件は保留で…

ということで、何かに本気で心を燃やしてる人は性欲も燃え尽きてしまうのかなって話でした。
まぁ、私は、何かに打ち込みつつやるときはやる人の方が好きです。えへへ。

それでは失礼しました。

 

 

 

胃がいくつあっても足りない

疲れている。

 

最近あまり仕事がうまくいっていない。

いや、細かく言えば、会社がうまくいっていない。

 

私の勤め先は、社員が3人しかいない。

あと社長が1人。

60を超えたおじぃさん。おじさんとおじいさんの境目くらいだ。だからおじぃさん。

入社当時は居心地が良かった。この人数だからか、昼ご飯は社長が作り、みんなで食べていた。アットホームを通り越して家族のようだった。

だが、ちょっとずつ、ちょっとずつ、おや?と首をかしげる回数が増えてきた。

 

会話が、通じない…?

 

社長が出した指示を、社長が覚えてない…?

 

社長、メール見てます…?

 

社長、このデータ、送らされるの3回目ですよ…?いや、送りますけど

 

社長、コーヒー淹れろって言うから淹れましたけど…その手に持ってるコップは…?(社長、自分で淹れてた)

 

社長、今日会議ですけど…?え、書類、どこにやったんですか…?(社長、このあとキンコーズまで走った)

 

社長、一つの会議の中で何回意見変えるんですか…?(無論、自分が意見を変えたことなど覚えていない)

 

社長、なんで怒ってるんですか…?

 

社長、これはあなたが出した指示ですよ…?

 

 

 

胃がキリキリする。

社長は会議のたびに知ったかぶりをし、あてずっぽうな発言をし、他社の人を混乱させる。

それを見て私はまた胃を痛める。

結果、仕事が減った。

私のではなく、会社の。

 

会社の中がピリピリしている、と言うよりは、社長が1人でピリピリしている。

なんでもないことでもイライラしながら話す。

 

私は社長が怒り出すと、どれだけ理不尽でもビビって声が出なくなる。

大学の頃は全くこんなことはなかった。

相手が間違ってると思ったら声をあげて指摘していた。

「いや〜社会に出て弱くなったなぁ」と思っていたが、最近気がついたことがある。

どうやら、怒られていることにビビっているのではなく、言葉が通じない相手に対してビビっているようなのだ。

 

私は幼い頃から、道端や電車の中で独り言を言うタイプの方によく絡まれる。

そのタイプの方を相手にすると、自分が正論だろうが間違っていようが、関係ないのだ。

向こうは向こうの(非常にオリジナルな)尺度を持って挑んでくるため、そこに常識など全く意味をなさないのだ。

社長に怒られている時の恐怖は、そのタイプの方に絡まれる恐怖にとてもよく似ている。

 

別に社長の頭がどうのとか、全く言う気は無い。

ただ私はそんな恐怖を感じながら今日も理不尽に怒られる。

 

この人生で、腹痛で電車を降りたことなどなかったが、今月もう2回も謎の腹痛に襲われて途中下車した。

なるほど、私がこの会社を辞める日も近い。

 

きらきら武士と恋をした話

今日は暖かい。

 

もう春が刻々と近付いているのを感じる。

私は春になるとどうしようもなく、ハッピーになる。

あっぱらっぱーなのだ。

 

すごく個人的に、春は恋の季節だ。

ムネのトキメク思い出はほとんどが春。

春の陽気を感じると、思い出す曲がある。

「知らねーよ」と叫びたくなる気持ちもわかるが、ぜひ聞いてほしい。

 

m.youtube.com

 レキシ/きらきら武士 feat.Deyonna

 

まずタイトルがおかしい。

でも、そこがいいのだ。

このタイトルのおかげで私は恋人ができた。

 

お相手は一つ年下。

大学のサークルの新入生歓迎会で知り合った。

率直にいえば、タイプだった。

黒髪、メガネ。服はダサいけど。

 

そのころ私には恋人がいた。

今考えても100%、私は最低だった。

恋人がいたのに関わらず、好きになってしまったのだ。

あ、やめて、怒らないで。

なにもこの恋を美化しようなんて思ってないんです。ただ単純に、昔あったことを書き残したいだけなんです。想い出として。もう二度と無い話として。だからその石を投げる手を止めて聞いてください。お願い。

 

そんなお相手をEとする。

私は一目でEを気に入った。と言っても、まだ「好き」とまではいっていない。

少し、興味があったのだ。

Eはよく笑う。笑い声が変だった。なんか甲高くて。

でもその笑い声が聞こえるたび、少し意識していた。

飲み会でも隣に座った。やっぱり変な笑い声で、でも話は面白かった。

すぐに連絡先を交換した。まぁ、新入生歓迎会なので、連絡先交換は先輩の義務だったのだが。

ラインで、他愛もない会話をした。

もう返事が来るだけでなんか嬉しい。

そのころ授業では陶磁を専攻していたので、毎日粘土をこねながら、iPhoneが鳴るたびに汚れた手ですぐ返信していた。

 

個人的に飲むようになるまで、そんなに時間はかからなかった。

 

私は深夜バイトをしていた。その最中も、Eとラインをしていた。

Eから、「今友達の家で飲んでるんですけど、バイト終わったら来ませんか?」ときた。

断る理由がない…!

早々にバイトを切り上げ、バイト友達を連れ、Eの元へ向かった。

あまり覚えていないが、先輩風を吹かせる為にコンビニで酒とお菓子を大量に買い込んだ気がする。

そして数日ぶりにEに会った。やはり服はダサかったが。

酒を開け、菓子を食い。はぁ〜〜〜今考えるといいですね大学生って。

そのとき、誰が言ったのかわからないが、なにかBGMを流すことになった。

私はしばらく前からハマっていたこの曲を推薦した。

まずタイトルを発表。ブーイングの嵐である。Eが一番けちょんけちょんに言っていた。

曲を流すと、次は歌詞に爆笑。

「武士って!!!」「どんなセンスですか!!」

笑われているのにも関わらず、その笑い声が聞けて少し嬉しかった。

 

その日の飲み会が終わってから数日経ったとき、Eからラインがきた。

「あの変な武士の曲、なんか頭から離れないんですけど笑」

武士効果、ここに極まれり。

あそこで無難な曲を流さなくてよかった…!

「じゃ、また武士の曲でも聞きながら、飲みにでも来ない?」

そんなこんなで飲み会を重ね、紆余曲折あり、私はEと付き合った。

 

ま、付き合ってみればEは結構なわがままで、ほとほと手を焼いたのち、一年経たずに別れてしまった。というかフラれた。

別れる間際は扱いもぞんざいで、大雪の日に一人で牛丼を買いに行かされた話とか、今では笑いのネタになるからいいのだが。

フラれた理由は「他に好きな人ができたから」。

諦めきれなかった私は散々Eを口説き、挙げ句の果てに「大学卒業するときまで好きでい続けたら、もう一度チャンスをくれないか」と頼み込んだ。

そのチャンスがくることはなかった。

でも、今でも街中でこの曲を聞くと、あのEの甲高い笑い声を思い出す。