全ては愛だってそこまでは言わないけどある程度はね

今日は有給。

最近の肌荒れにいい加減飽き飽きして皮膚科に来たはいいけどまぁ混んでる。

狭い待合室に9人ほどが陰鬱な顔で座ってる。と思ったら1人増えた10人になりました。やたら鞄にキーホルダーがついている引っ詰め頭のおばさん。おばさんが自分の足首を掻く、掻く、掻く。掻くたびにキーホルダーがぶつかり合ってガシャリガシャリうるさい。掻く掻ガシャリく掻くガシャ掻くリガシャリガ掻くシャリ。ちょっとそんなに掻かないでください皮膚が荒れますよそれに見てるとなんか嫌です空気中にあなたの皮膚が舞ってたらどうするんですか嫌です。挙げ句の果てには看護婦さんに「すごく痒いんですけど」と申告。露骨に面倒臭そうな看護婦さんに裏に連行されて行きました。さよなら。


看護婦さん。

すごく態度悪いですね。特に初診の人に。なんだろう言葉に愛がない。そりゃ初対面の人を愛せって無理があるかもしれないけど。でも人って愛を持ち合わないとダメだから。こんな我儘な生き物が共に生きて行くには愛を持ち合うしかないから。私だって別にあなたと関わり合いたくて皮膚科に来たんじゃないです。たぶんここにいるみんなそうです。あなたに会いに来たんじゃないです。でもあなたが皮膚科にいるから!受付にいるから!ここで会ったのも何かの縁と言う通り。出会ってしまったのだからお互い愛を持ち合いましょうよ。にこやかに微笑ましくこの時を分かち合いましょうよお願い。初診の人は、初めてここに来たんです。当たり前に。この地ではベイビーなんです。右も左も待合番号も初めて目にするんです。ベイビーに開口一番番号をぶつけたって、そりゃ伝わりません。生まれたばかりなんですから。だからお願い。あと三言ほど加えて。私がどこで何をしていればいいのか教えて。伝えて。

こんな気持ちが胸の内で行くあてもなく膨らんで。かと言って胸が大きくなるわけではないから世知辛いのですよね。